翻訳支援ソフトによる翻訳
■翻訳支援ソフトと自動翻訳
翻訳支援ソフトとは、原文と訳文のペアをメモリーに蓄積するソフトです。
SDL社のTrados(R)が代表的なものです。最近はGoogleなどが提供する自動翻訳をお使いの方も多いかもしれませんが、これは翻訳支援ソフトとは異なります。
最近の「自動翻訳」は一般に入手できるデータ(主にSNSやウェブサイト)を使ってAI技術に学習・翻訳させたアウトプットです。昔の「機械翻訳」と比べると非常にレベルの高いものになってきたものの、特に日本語-英語間では不完全、場合によっては誤った翻訳になるリスクはまだまだ排除できません。
『翻訳メモリーを使用する』ということは、いわば過去に行った翻訳を「リサイクル」するようなものです。つまり顧客ごとに過去の翻訳を蓄積することで、何度も使われる用語や表現の整合性をはかり、人間の作業の効率を高めます(納期短縮・重複部分の翻訳料割引)。
■翻訳支援ソフトはこんな文書に最適です
・マニュアルなど、重複する表現が多い文書
・文書の部分修正や改訂
■翻訳支援ソフトを使用するとこんな利点があります
・同―文書中の表現の統一をはかります。 | ||
例えば「translation memory」という英語に和訳をつけるとします。「翻訳メモリ」「翻訳メモリー」「TM」など様々な訳語や表記が考えられますが、文書を通じてのこのようなムラをなくします。 | ||
・ 文書間の表現の統一をはかります。 | ||
翻訳支援ソフトを使用することで、例えば「translation memory」という一つの用語に対し、文書Aでは「翻訳メモリ」、文書Bでは「翻訳メモリー」、文書Cでは「TM」を使う、というムラがなくなります。 | ||
・ 翻訳料の割引が適用されます。 | ||
同表現の繰り返しの量、再利用できる表現の量に応じて割引が適用されます。特に、2回目以降の同種の文書の翻訳をご用命いただいた場合に割引率が高くなります。 | ||
翻訳ご希望の文書が翻訳支援ソフトの使用に適しているか、一般翻訳に適しているか、ご相談させていただきます。
詳しくはEメール(kuwabara@wordcraft.jp)かお電話(053-525-6799)で
お気軽にお問い合わせください。(日本語か英語でどうぞ)